ツーリング、イベント、新製品情報、裏ネタ!? 満載でお届けする、新しいサッシュ・ブログ

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皆様こんにちは!いよいよ年末ですね。
皆様良いお年をお迎えください。
 今回はツーリングレポートではなく、私、アッキーのバイク人生において重要な役割を
はたしたバイクの紹介、お客様のバイク試乗したりで印象に残ったバイクの紹介を不定期に連載していきたいと思います。
 まず、紹介したいのはVTR1000Fという25年も前に発売されたバイクです。
 
 サッシュに入社する前に購入したバイクです。
当時私はCBR900RRを乗り継いでた4気筒大好きな青年でした。 
 ひょんなことから購入したVTR。初めての2気筒エンジンに戸惑ったのを覚えております。
今までのCBRのように上手くいかなくて四苦八苦。フロントが常に1本外を走るような感覚で
アクセル開けるとアンダーステアのような感じで自信を失いました。
 
 しかししばらくして2気筒の鼓動と、力強い加速にハマり色々工夫してるうちに上手く
操れるようになり赤い車体から黒い車体2代にわたり10数万キロ走りまくりました。
ツーリングでは皆様と一緒に。サーキットも結構走り、ソロツーリングでは信州や九州四国などワインディングを走りまくりが本当に楽しかった。
 このバイク、正直言って特に特筆すべきカタログスペックはありません。
馬力は100馬力ほど、重量の200キロ弱。当時のレベルでも150馬力180キロ弱の車体のバイクがある中です。車体もフロントフォークも華奢ですし。
 しかしこのバイクは本当に操る喜びにあふれ、コーナーリングの基礎が学べる車体でした。
コーナーリングスピードを上げてリスキーに走るのではなく、ピッチングを使い素早く向きを変えてスロットルを開けることによって速く走る、公道にフィットするスタイルを学ばせてもらいました。
またそうしないと、低い車体剛性や細いフォークのために安心して乗れません。
低いフロント加重(4気筒のようにエンジン搭載位置からくる自動的な荷重乗せが期待できない為)を補うためにライダーが工夫、タイミングを取る必要があります。
 もちろんドカティなどはそういったテクニックが必要ですが、当時のドカティの車体価格や
超ピンポイントな車体設定はとても初心者が上達するために練習できるものではありませんでした。
その点VTRの素晴らしくて国産スポーツバイクとしても車体も安く、一応初心者から乗れるのに上達してレベルが上がるとそれに応えるように難しい所が出てくる感じです。
 そうして得たテクニックは、のちに乗るVTR-SPやドカティなどにも通用しました。
そして、それは周りのお客様にも伝染し、未だにこのバイクをお乗りの方がいます。
もちろん僕も含め。
 このバイクのことを僕は愛着を込めて牛丼バイクと呼んでいます(笑)
安い(価格)、はやい(意外と速い)、うまい(上手くなる)です。
  現在はネイキッドアップハンにした車体と
ハイコンプピストン、FCRなどを組み込んだ車体を作ってプラモデル感覚で楽しんでます(笑)
エンジンもシンプルで自宅の設備で車種専用の特殊工具も必要なくオーバーホール可能でした。


そろそろ部品供給などが心配になってますが、まだ走るのに支障がでるほどではありませんし、ネットオークションなどもあるので、まだまだ乗り続けれると思います。
 このバイクに関して、セットアップ、カスタム、チューニングなどそれこそ死ぬほどしてきて
お金も無駄に使って来ましたので、最短距離のアドバイスができます。
 もし買ったはいいけど乗るのに苦労したり困ったりしてる方はご来店の上相談ください。
ただし多忙のためアドバイスだけの方はご遠慮ください。
 サッシュの秋田までよろしくお願いいたします。

  
 といってる間にハイコンプピストンを組み込んで、フロントフォークを43Πにしたりし 
  たVTRが出来上がりました! 試乗してきます(笑)