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本日は前回の続き。 VTR1000Fを乗り回してしばらくして、ドカティの748Rというバイクを買い足し 憧れのドカティオーナーになりました。 18年くらい前になりますが。 すみません、ちゃんとした写真残ってませんでした。またがってるのはお客様です。 当時の僕はまだまだライディングテクニックもセットアップ能力もなくて、なかなか気持ちよく乗りこなせませんでした。 ワインディングでは先がわかってる道ならそこそこ走れましたが、知らない道で探りながらだと なかなか曲げることができませんでした。 今なら色々工夫できるんですが…車体のセットアップもしかりです。 それでもバラしては組みして勉強していきました。 現在より外車のスポーツバイクが限られてた中、パーキングに停めただけでよく声を かけられたのが楽しい思い出です。 しばらくしてVTR-SP2を買い足したので手放しましたが、今でももう一度 手に入れたいバイクです。 そしてだいぶ経ってからまたドカティを購入。最後のトラスフレームの1098Sです。 昔の記憶と照らし合わせてもかなり乗りやすくなってましたが、標準セッティングが 現在の自分の好みからすると高速域よりすぎて、公道で楽しめるものではありませんでした。 そこでまずステムベアリングやサスのオーバーホールなど基本的な整備したあとに モディファイしていきました。 見た目ノーマルに近いですが、サブコン、フォワードステップ(カスノさん製最高でした) リヤショックリンクなど車体の姿勢の変更など色々して、現在はかなりゆっくりでも走れるようになりました。 サブコンに関してはドカティ乗られた方はわかるでしょうが、なんせドカティは車の後ろについたりしてゆっくり走るのが苦手。アクセルを開け開けで走るバイクですよね。 僕のいいバイクの基準が乗り手の意思に忠実、ゆっくり走っても嫌にならないバイクなので。 インジェクションセッティングもそういう感じで走れるようにセッティングしました。 といってもさすがに40km/hで延々走れるとはいきませんが… それとノーマルのイニシャルセットがあまりに前下がりで、フロントが重すぎ(安定感ありすぎ)なので 前を上げてバネ、ダンパーセッティングをやるとびっくりするくらい軽快感が出ます。 サーキットなどの超高速領域を捨てれば(といってもある程度は全然大丈夫です)初期で向きを変えれるメリットのほうが多いと思います。 こうして出来た車体は最高のバイクの一つになりました。 しかしやはりドカティ。 久しぶり乗ると最初はリズムが取れず上手く曲げれません。 たまにお客様にも乗ってもらいますが、基本ができてる人ほど「めちゃくちゃ曲がる!」 っておっしゃいます。逆に出来てない人は岩のように重たいとか言いますので 基本に忠実にピンポイントで操る必要はありますね。 自分のライディングの確認用のバイクとも言えます。 このように国産、海外車両問わず車体のセッティングは乗り手の目的によって内容が 変わります。もちろん根本的な整備が必要なのは変わらないですが、普段使わないし 使えない領域を捨てることによって、可能性は広がります。 お困りの方は一度ご相談くださいね~。