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前回のブログで、すっかりVTRーSPにハマった私ですが、過去のバイクの チューニングやSP1を散々いじくり回し経験を積んで、またあるオートバイの レストアして乗って得られたオートバイの仕上げ方を学び、 (機会があればそれもお話します) いつかやってみたかった事をついに実行に移すことに。 それは、まるでワークスレーサーのようにイチからバイクを組んでみたい。 そして当時はヤ〇オクでもフレーム4万円、エンジン3万円とかで普通に買えたので 3年かけてじっくりパーツを集めていきました。 乗っていたSP1のエンジンがとても素性がよくこれを使いたかったので、 これをを降ろし腰上オーバーホール。 ちなみにさすがにエンジン無では売れないのでオークションで買ったエンジンを SP1に乗せて個体として生き残りました。 後で乗ってみたら実はこっちのエンジンのほうが振動も少なくが超当たりで 次のオーナーさん超ラッキー(笑) まあそれはいいとして、エンジンはSP2より1のほうが個人的に好みなので、フレームは SP2でエンジンはSP1のハイブリッド。
もともと軽量ホイールやリヤショックはオーリンズのつもりでしたが、 途中から気持ちがエスカレートしていき、フロントフォークはCBR-SPの 中古オーリンズ、電装は新品にして、せっかくここまでするので ここから20年乗れるように、ケチらずいこうと決めました。 しかしアルミタンクなどの費用対効果がどうしても私の収入に見合わないものは 諦めましたが(笑) フレームとエンジンなどはじっくり締め付けトルクを管理しながら組みました。 締め付けトルクは少し自分なりの解釈を安全を担保しつつ。 ここはSP1のチューニングの経験がとても役に立っています。 具体的には後ろに行くにしたがって指定より若干弱くしていく方向で。 楽しくて仕方ない時間が過ぎていきます。 SP1、2のカスタムで得たノウハウをフルに生かして、現時点で最良と思われるパーツ を使用して。外装も全て綺麗に塗装しました。 そして、すべて組みあがり試走。 インジェクションセッティングをしながら少しずつペースを上げて走ると、 オーリンズのおかげもあり本当に信じられないくらい自由自在。 ブレーキング、1次旋回、2次旋回、立ち上がりのトラクション、何一つ自分の意思との 相違はなく、手足のように扱えるバイクになりました。 不思議なのが、そんなに軽量化してないのに(サイレンサー、バッテリー、ホイール、チェーンスプロケくらい) とても軽く感じ、しかも安定感もある車体になりました。 これが手組の感じなのか?と。 また、僕の好みの入り口でスッと倒して、クルっと旋回して安心して後輪に体重を預けられる 車体になったので、初めての峠道でもリスクほとんどなく走れます。 姿勢が作れるようになった車体は、フレーム後半の剛性を弱めてるおかげで、アクセルを 開けるとぐいぐいインに向きを変えてくれるので楽しくて仕方ないバイクになりました。 ポジションも見直してるので、本当に頑張ったら一日800㌔走れるレーサーになりました。 唯一の欠点は、これに乗ると他のバイクのドタバタ感が気になって、楽しく乗れないという 超贅沢な悩みを抱えることです(笑) 足掛け4年の工程でしたが、大満足の時間でした。 ちなみにさすがに三台SP所有はありえないので、SP1とは思えないほど乗りやすく なったSP1は前から狙っていたというお客様に販売しました。(サッシュ通しです) 180馬力級の最新国産スポーツに乗ってた彼は、それに匹敵するくらいの大枚はたいて 購入して頂きましたが、こっちのほうがはるかに楽しくて満足度が高いとおっしゃってました。